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ワールドカップレポート

スラローム(回転) 2009年3月14日

■■ 競技レポート ■■

 ついに最終日を迎えたワールドカップ・ファイナル。2008/2009シーズンを締めくくるのは、スラローム(回転)のレースです。  大会が始まってから、天候にはずっと恵まれてきたウィスラーですが、昨夜から雪に見舞われました。しかし、地元スタッフの懸命な作業により、レースが始まる頃には昨日までと同様の素晴らしいコースが用意されていたのは、実に見事というほかありません。来年のバンクーバー・パラリンピックでも、きっと最高の舞台が整えられることでしょう。

そんな降雪の中で行なわれたレース1本目、男子座位カテゴリーで鈴木猛史がトップに立ちます。一昨日のスーパー大回転、昨日の大回転と、2日連続で優勝を果たしている鈴木は、今日も絶好調。アウトリガーを高く振り上げてポールを払う特徴的な滑りで、まずはリードを奪いました。
2本目に入ると、雪に加えて霧も発生し、視界がやや悪い条件でのレースになりました。そんな中、1本目で9位にとどまっていた森井大輝がフルアタックを敢行。2本合計で6位に順位を上げ、スラロームのシーズン総合ランキングでも2位を確保しました。一方、1本目5位の狩野亮はコース後半で失敗し、残念ながら途中棄権。日本チームの期待は、鈴木の今大会3連勝に集まりました。
大きな期待を受けてスタートした鈴木は、いつもと変わらぬ鋭い滑りで勝利のゴールをめざします。そして、オーストリアの実力者、ユルゲン・エグルの猛追を振り切って優勝。ワールドカップ・ファイナル5種目のうち、3種目を制するという快挙を達成しました。
この勝利で、鈴木は全種目トータルのシーズン総合ランキングでも3位に浮上。同じく2位の森井大輝と並んで、シーズンの締めくくりとなる表彰台に上がる最高の栄誉を手に入れました。

2008/2009シーズンの日本チームの戦いは、これで一区切りとなります。来年は、いよいよパラリンピック・イヤー。メダルの大量獲得をめざす日本選手たちの戦いに、引き続きご注目ください。

最後になりますが、今大会期間中を通して日本チームを応援してくださった皆様に、あらためて御礼を申し上げます。


◆スラローム (SL)

【女子座位】
1位  クラウディア・ロシュ オーストリア
2位  ローリー・スティーブンス アメリカ
3位  ステファニー・ヴィクター アメリカ
4位  田中佳子 エイベックス・エンタテインメント株式会社
5位  大日方邦子 株式会社電通パブリックリレーションズ
6位  青木辰子 株式会社キッツ
【男子立位】
1位  ゲルト・シェーンフェルダー ドイツ
2位  アダム・ホール ニュージーランド
3位  ミヒャエル・ブルッガー スイス
7位  三澤 拓 順天堂大学
9位  小池岳太 セントラルスポーツ
【男子座位】
1位  鈴木猛史 駿河台大学
2位  ユルゲン・エグル オーストリア
3位  ジェラルド・ハイデン アメリカ
6位  森井大輝 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社
16位  谷口 彰 株式会社相模組
※途中棄権 狩野 亮
※失格 井上真司


男子座位で優勝した鈴木猛史

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