世界選手権レポート
ジャイアントスラローム(回転) 2009年2月22日
■■ 競技レポート ■■
2009 IPC障害者アルペンスキー世界選手権大会男子座位で日本勢がワンツー・フィニッシュ!
2009 IPC障害者アルペンスキー世界選手権大会の競技2日目は、ジャイアントスラローム(大回転)を実施。きれいな青空が広がる最高のコンディションのもと、日本選手が大活躍を見せてくれました。
1本目を終えた段階で、男子座位の1位は鈴木猛史。そして2位に狩野亮。ワールドカップのジャイアントスラロームで2連勝している森井大輝が途中棄権に終わるという誤算はあったものの、それでもまだ優勝争いを繰り広げる選手が出てくるところが、今の日本チームの強さです。
しかも2本目は、日本チームの伴一彦チーフコーチが旗門をセットすることが、あらかじめ決まっていました。トレーニングで滑り慣れた旗門が立てられれば、日本選手は大きなアドバンテージが得られます。実際、鈴木と狩野の両選手は、決して守りに入ることなく、フィニッシュの瞬間まで攻め続ける最高の滑りを、この2本目でも見せてくれました。結局、彼らを追い落とす選手は誰一人として現われず、日本勢によるワンツー・フィニッシュの快挙が達成されました。
また、女子座位でも、昨日は無念の途中棄権に終わった青木辰子が、確実な滑りを2本揃えて3位を確保。獲りそこねたメダルを、1日遅れで手に入れることに成功しました。
なお、明日は競技の行なわれない予備日。明後日に実施されるスーパーコンビに備えて、選手たちは軽い調整を行ないつつ、休養をとる予定になっています。
■■ 選手コメント ■■
鈴木猛史(男子座位1位)
「表彰式で“君が代”を流せたことが、最高に良かったと思います。昨日のスラロームで失敗していますが、だからといって頑張ろうという気持ちではなく、あえて普段の自分の滑りをしようと心がけました。こういう結果を出せて、本当に良かったです」
狩野 亮(男子座位2位)
「1本目2位だったので、欲を言えば上に行きたかったですが、世界選手権という大きな舞台で表彰台に乗れたことは今後にもつながると思いますし、しっかり結果が残せたことは良かったと思います。ジャイアントスラロームも調子が上がってきているので、明日も頑張ります」
青木辰子(女子座位2位)
「昨日、逃した魚(優勝)が大きかったので、今日は完走をめざした滑りになってしまい、攻める気持ちが足りなかったような気がします。次のスーパーコンビで、スラロームのリベンジをねらいます」
■■ 日本選手成績 ■■
| 【女子座位】 | ||
| 1位 | ステファニー・ビクター | アメリカ |
| 2位 | クラウディア・ロシュ | オーストリア |
| 3位 | 青木辰子 | 株式会社キッツ |
| 【男子立位】 | ||
| 1位 | ゲルト・シェーンフェルダー | ドイツ |
| 2位 | ロベルト・ムースブルガー | オーストリア |
| 3位 | キャメロン・ラルス・ラブラ | オーストラリア |
| 15位 | 三澤 拓 | 順天堂大学 |
| 23位 | 井上真司 | 菅平高原スキークラブ |
| 【男子座位】 | ||
| 1位 | 鈴木猛史 | 駿河台大学 |
| 2位 | 狩野 亮 | 株式会社マルハン |
| 3位 | アンドレアス・カプフィンガー | オーストリア |
| 12位 | 谷口 彰 | 株式会社相模組 |
| 14位 | 横澤高徳 | サキナビューティースペース |
| 15位 | 山本光文 | 名豊観光株式会社 |
| ※1本目途中棄権 | 大日方邦子、森井大輝、夏目賢司 | |
| ※1本目失格 | 田中佳子 | |
| ※2本目進出不可 | 小池岳太 | |
男子座位カテゴリーで優勝した鈴木猛史
男子座位カテゴリーで2位となった狩野亮
ワンツー・フィニッシュが決定し、喜び合う鈴木と狩野
女子座位カテゴリーで3位となった青木辰子
