世界選手権レポート
DH ダウンヒル(滑降) 公式トレーニング 2009年2月26日
■■ 競技レポート ■■
2009 IPC障害者アルペンスキー世界選手権大会:ダウンヒルの公式トレーニング開始!
アルペンスキー競技の中でも、もっとも高速で競われ、究極ともいえる技術と身体能力、そして戦略を選手に要求する種目、それがダウンヒル(滑降)です。その滑走スピードの早さと、ライン選択の難しさから、レースの前に本番のセットを滑る公式トレーニングを実施することが義務づけられている唯一の種目でもあります。その公式トレーニングを数本行なった後、レース本番は1本勝負で競うのが、通常のダウンヒルの形式。
ただし今回の世界選手権では、2本滑った合計タイムで競うという、少々変則的なスタイルが採用されています。これは、 会場となっているハイワン・リゾートのダウンヒルコースの標高差が基準に満たないために採られた措置です。今回の世界選手権におけるダウンヒルの予定は、26日と27日に公式トレーニングを2本ずつ行ない、28日にレースを2本勝負で行なうというものでした。ところが、まるで春のような暖かさに見舞われ、雪のコンディションが急速に悪化してきたために、昨日の段階で予定を変更。次のような日程で、競技を実施することが決まりました。
26日 公式トレーニング(1本)
27日 ダウンヒル競技(1本目)
28日 ダウンヒル競技(2本目)
結果的に、4本あるはずだった公式トレーニングは、わずか1本のみに削減。トレーニングを通じてラインを選定し、滑りの質を高めていこうと考えていた選手たちにとって、これは大きな痛手です。しかも、2本勝負の競技が2日にまたがることになったため、コンディショニングの難度も高まっています。
そして今日、公式トレーニングが実施されました。(このトレーニングはタイムを取ることになっています)気温の上昇による雪質の悪化を見越して、スタート時間を早めたことが功を奏し、コースコンディションは良好。明日から始まる本番に向け、最初で最後の練習機会をできる限り活かそうと、選手たちは集中力を一段と高めてスタートしていきました。今日のところはコントロール重視の滑りをした選手も、明日はフルアタックを仕掛けてくるでしょうし、大きなミスをした選手はそこをしっかりと修正してくるでしょう。よって、今日の順位はあくまでも参考です。明日から2日連続して行なわれるレース本番の行方に、ぜひご注目ください。
■■ 日本選手順位(※参考) ■■
| 【女子座位】 | ||
| 1位 | キンバリー・ジョーンズ | カナダ |
| 2位 | 大日方邦子 | 株式会社電通パブリックリレーションズ |
| 5位 | 青木辰子 | 株式会社キッツ |
| 6位 | 田中佳子 | エイベックス・エンタテインメント株式会社 |
| 【男子立位】 | ||
| 1位 | ゲルト・シェーンフェルダー | ドイツ |
| 2位 | ロベルト・ムースブルガー | オーストリア |
| 3位 | ミヒャエル・ブルッガー | スイス |
| 26位 | 三澤 拓 | 順天堂大学 |
| 28位 | 井上真司 | 菅平高原スキークラブ |
| 30位 | 小池岳太 | セントラルスポーツ |
| 【男子座位】 | ||
| 1位 | クリストファー・デブリン・ヤング | アメリカ |
| 2位 | ヨハン・タベーレ | フランス |
| 3位 | キース・ジャン・ヴァンデルクルースター | オランダ |
| 5位 | 狩野 亮 | 株式会社マルハン |
| 7位 | 森井大輝 | 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 |
| 16位 | 鈴木猛史 | 駿河台大学 |
| 26位 | 山本光文 | 名豊観光株式会社 |
| 29位 | 谷口 彰 | 株式会社相模組 |
勢い良くスタートを切り、コースに飛び出していく鈴木猛史(男子座位)
