世界選手権レポート
ダウンヒル(滑降) 1本目 2009年2月27日
■■ 競技レポート ■■
2009 IPC障害者アルペンスキー世界選手権大会:ダウンヒル1本目で、狩野が首位に
2本合計タイムで競われるスプリント形式が採用された、今世界選手権のダウンヒル競技。
さらに、気温の上昇による雪質の悪化を想定し、1本ずつ2日間に分けて実施されることも、急遽、決まりました。おそらく誰も経験したことのない、2日勝負のダウンヒル。今日の朝、まずはその前半戦のスタートが切られました。
コース距離の短さを象徴するように、激しい競り合いとなったのが、男子座位カテゴリー、わずか1秒以内のタイム差に多くの選手がひしめき合う実にスリリングな展開です。そんな接戦の中、トップに立ったのが、日本の狩野亮。絶妙なラインで高速ターンをつなぎ、スピードに乗った滑りを見せてゴールエリアを沸かせました。
ただし、2位の選手との差は、わずか0秒04。3位との差も0秒16とわずかに過ぎず、追われる立場になった明日の2本目で逃げ切れるかどうか、非常にスリリングな展開になっています。また、男子座位では森井大輝も0秒50差の7位につけており、さらなる上位進出を射程距離内にとらえています。
一方、意外なほどタイム差の開く展開となったのが女子座位。
男子さながらのスーパーランを成功させて圧倒的なタイムを叩き出したキンバリー・ジョーンズ(カナダ)を、2位の大日方邦子が追う形になっています、タイム差は大きいものの、何があるかわからないのが2本勝負の面白さ。 金メダルの行方が決まるのは、明日の2本目が終わる瞬間です。日本選手たちの活躍に、ぜひご期待ください。
ダウンヒル1本目でトップに立った狩野亮(男子座位)
ダウンヒル1本目で2位につけている大日方邦子(女子座位)
